■カリキュラム − 第8講座 設計から施工までのマネジメント技術(2)

 

 講義 : 2009年 2月12日(木)、2月19日(木)、2月26日(木)
 時間 : 1時限目18:00-19:15   2時限目19:30-20:45

第1から第6講座においては、CMrが具備すべき知識を、リスク、調達、コスト等のテーマを切り口として取り扱っている。これに対し第7、8講座においては、プロジェクトの時系列展開に即してマネジメント上の重要テーマを取り扱う。
具体的には、下記の観点から講座を編成した。

@背景的知識:時系列でのマネジメントを組立てる上で前提となるが、必ずしも十分な理解がされていない事項
 ・各段階での意思決定の現状、設計・監理の制度的側面、CMrと工事監理者の役割分担
Aプロジェクトの価値を高める上でCMrに対する期待の大きい事項
 ・コミッショニング、VE案の適用、デザインレビュー
B各段階でのマネジメント上の重要事項
 ・設計段階、工事準備段階、工事遂行段階、竣工・引渡及び引渡し後
Cその他プロジェクトに関与する人間に関する事項
 ・設計者の人間的側面(モティベーションマネジメント)、労働安全衛生管理

個々の講義は単独でもまとまった知識を提供出来るよう企画されているが、基本的に第7、8講座を一貫して受講される事を前提としている。
@ 設計段階におけるプロジェクト管理 水野和則 設計段階におけるプロジェクト管理の実際として、設計与条件書の作成、スケジュール管理、情報管理を取り上げる。併せて、スケジュール・コスト管理上影響の大きい関連法規を取り上げる。
コスト管理については、別講にて取り上げる。
A デザイン・レビュー 中谷憲一郎 CMrの役割の一つとしてデザインレビューに関する期待は大きい。ここでは、デザインレビューの実際として、レビューのタイミング、頻度、レビューの視点、設計者とのやり取りについて解説する。また、品質管理の根幹である設計組織内部におけるデザインレビューシステムとCMrが行うデザインレビューの関連いついても触れる。
B 工事準備段階 池田謙太郎 施工者が請負契約後、工事準備および着工に至るまでの業務の流れ(現場組織立上げ、総合工程表、官公庁への届出、施工計画、安全衛生計画、現場事務所開設、起工式、近隣対応など)を概説する。従来の一括発注とCM方式における分離発注を比較し、ピュアCMでCMrが具体的に現場運営、施工管理まで踏み込んで行う場合を検証し、工事準備段階においてCMrとしての留意事項を解説する。
C 工事遂行段階 池田謙太郎 工事遂行段階における施工者の業務の流れを概説する。従来の一括発注とCM方式における分離発注を比較し、ピュアCMでCMrが具体的に現場運営、施工管理まで踏み込んで行う場合を検証し、工事段階においてCMrとしての留意事項を解説する。工事段階における施工上のリスクとCMrが取るべき対応策等について、事例を交えて解説する。
D 竣工・引渡および引き渡し後の対応 鍋島健彦 工事完成段階における施工者の業務の流れ(自主検査、設計者・工事監理者検査、官庁検査、施主検査、取り扱い説明、引渡手続き、竣工引渡書類など)を概説する。従来の一括発注とCM方式における分離発注を比較し、工事完成・引渡段階において、ピュアCMでCMrが発注者の代行として行う重要な業務(検査の遂行状況モニタリング、完成検査立会い、書類確認等)および留意事項について解説する。竣工後のアフターサービスおよび瑕疵について概説し、CMrが取るべき対応策を解説する。
E 労働安全衛生管理 安藤聡 安衛法で定められた統括安全衛生責任者の任務・職務と、施工者が行う安全衛生管理の流れについて概説する。一括発注と分離発注を比較し、安全衛生管理に関する各者の役割分担、責任範囲等がどのように変わるか、そしてCMrが留意すべき事項等について解説する。実際に災害発生した際の対応等について、事例を交えて解説する。
◆特別講義
この講座を受講される方は、上記講義の他に特別講義を1つ選択して受講して下さい。


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