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メルマガ担当より
プロジェクトをご担当された日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社の今西 聡 様からコメントを頂きました。
Question:
米沢市立病院・三友堂病院新病院建設事業では、官民2病院が隣接して合築し、機能分化と連携を図る「米沢モデル」という新しい地域医療のかたちを実現されました。官民2病院の隣接合築や多様な発注スキーム、民活導入など従来にない複雑な条件が重なる中、CMRとしてどのような技術的・マネジメント的工夫で課題を乗り越えたのか、最も挑戦的だったエピソードを具体的に教えてください。
Answer:
本プロジェクトは、官民2病院の機能再編を進めながら、廃道や仮移転を組み合わせて建替え、5年後に同時開院するという、一般的な病院CM業務に比べて難易度の高い制約条件が重なった事業でした。
そのため、持続的な推進体制の構築や多様な発注スキームの導入と合わせて、一気通貫の技術マネジメントを実施し、特に基本計画段階では「2病院の連携接続方針」や「廃道を含む土地利用方針」といった大枠の整理に注力しました。 「連携接続方針」については医療法上の明確な規定がなく、後々の手戻りを防ぐため、県保健所と初期段階から協議し、定例会議にも出席いただきながら確認を進めました。
また「土地利用方針」では、敷地中央の市道を廃道するか渡り廊下で接続するかで計画が大きく変わるため、市の土木課や都市計画課と協議し、計画やスケジュール上の懸案点を整理しました。
こうした大枠の整理により、連携の取れた設計が可能となり、着工前までに廃道と迂回工事を完了し、最終的に同時開院を実現できました。
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