INTERVIEW 03
組織設計事務所で意匠設計を担当後コンサルティング部門に異動しCM業務に携わる。
CCMJを取得後、CM専業企業に転職。
活動の幅を広げている。
CCMJ取得: 2012年
佐々木周子さんは組織設計事務所で意匠設計からCM業務担当に異動し、CMの魅力に目覚めます。その後CCMJを取得し、CM専業企業に転職し仕事の幅が大きく広がりました。現状に甘んずることなく常に目標を持って努力を重ねることがキャリアアップにつながっています。
組織設計事務所で意匠設計担当からCM業務担当へ
前職の組織設計事務所では、最初は意匠設計を担当し、店舗などの商業施設を手がけることが多くありました。その後、在籍していた事務所のコンサルティング部門に異動しCM業務に携わるようになりました。当時、CMという職能があることは知っていましたが、まだ一般的に認知されているとは言い難い状況でした。与条件がある、それを形にしていくのが設計者の役割だとすると、与条件を掘り起こす、もしくは与条件そのものが定まっていない段階から、何が課題なのかを一緒に見つけ、それを解決していくのがCMの仕事だと感じています。
設計者の立場から、今度は発注者側に近い立場でものづくりに関わることに、当初は多少の戸惑いもありましたが、もともと企画提案を得意とする事務所であったこともあり、プロジェクトの最初の段階から関わるCM業務には、比較的違和感なく取り組むことができました。
CMの魅力とCCMJへの関心
発注者とより近い立場でものづくりができ、業務の内容、目的を共有しながら、建物に限らずさまざまな領域にアプローチできる点がCM業務の魅力だと感じました。発注者の近くでプロジェクトに関わることで、当然ながら、つくっていくものに対する愛着も深まります。そうした経験を通じて、自然とCCMJにも関心を持つようになりました。プロジェクトの期間が長くなると全体像を把握することが難しく、体系的に学ぶ機会を得にくいと感じることがあります。そのため、CM業務に携わり始めて2年目にCCMJを受験することを決めました。
CMの仕事をより深く知りたいと考え、書籍やインターネットなどで情報を探していく中で、CCMJという資格の存在を知りました。当時はCMという職能が現在ほど認知されていませんでしたが、コンサルティング部門へ異動したことをきっかけに、意識的にアンテナを張るようになりました。
受験対策とCCMJ取得後の変化
受験対策としては、『CMガイドブック』はもちろんのこと、日本CM協会が試験対策として開講していたセミナーを何回か受講しました。非常にわかりやすい講義で、CMrになりたての方にはぜひお勧めしたい内容です。『CMガイドブック』は、業務の中で迷いや混乱が生じた際に立ち戻るための資料として今でも時折参照しています。また、自分が経験していない領域に関しては、「どうすれば良かったのか」を確認するために活用することもあります。用語を辞書のように引くことも少なくありません。
資格試験の勉強を通じて、知識を体系立てて整理することができ、基本的な事項をしっかりとインプットするという点でも役立ちました。CCMJの取得は、幅広い分野の仕事に携わるきっかけになると感じています。前職のコンサルティング部門でCM業務を始めた当初は、病院の改築に携わる機会がありましたが、それと並行して、工場や商業施設の初期段階の支援にも関わるようになり、さまざまな業態のプロジェクトを担当する機会が増えていきました。

仕事の幅を広げるためCM専業企業に転職
前職でCM業務に3年携わった後、より仕事の幅を広げたいという気持ちが強くなりました。大手のCM専業企業に知人が複数おり、会社の雰囲気や風土にも魅力を感じていたことから、転職を希望しました。募集要件においてCCMJは必須条件ではありませんでしたが、面接の際には取得していることが評価につながるというお話しをいただきました。新しい職場では、多業種のプロジェクトに携わる機会を得て、仕事の幅は大きく広がったと感じています。
また、より幅広い知識を得ようという意欲も強くなりました。建築分野に限らず、それぞれの専門分野の方々と意見交換をする必要がありますし、発注者である企業の立場に立って物事を考えることが求められる点は、CMならではの特徴だと感じます。
新聞を読む際の視点も、設計業務を行っていた頃とは変わり、より細かく目を通すようになりました。世界情勢なども巡り巡って仕事に結びつくことがありますので、日々の情報を敏感にキャッチすることを心がけています。
現在は、まちづくりを中心にした部署に所属していますが、今後は都市計画や、より広い視点で街をつくっていく仕事にも関わることができればと考えています。個々の建物にとどまらず、より広範囲なエリアとしてのものづくりへの関心が高まっています。新聞を読む際の視点も、設計業務を行っていた頃とは変わり、より細かく目を通すようになりました。世界情勢なども巡り巡って仕事に結びつくことがありますので、日々の情報を敏感にキャッチすることを心がけています。
現在は、まちづくりを中心にした部署に所属していますが、今後は都市計画や、より広い視点で街をつくっていく仕事にも関わることができればと考えています。個々の建物にとどまらず、より広範囲なエリアとしてのものづくりへの関心が高まっています。
より広い知識を得るために
現在の会社に入社してからは、医療系コンサルタントの資格も取得しました。将来的にこの資格が役立つ場面もあるかもしれません。自身の知見を広げていくうえで、資格取得は私にとって取り組みやすい方法の一つです。資格試験の勉強は、体系立てて学べるという点で、非常に効率の良い学習方法だと感じています。