メルマガ担当より
今回ご紹介するプロジェクトを担当された株式会社プラスPMの日野様にひとことお言葉を頂きました!
Q:新病院建設が事業継続の成否に関わる中、プロジェクトの初期段階でどのようなことに重点を置いてマネジメントを行ったのでしょうか。また、予算内竣工を実現するにあたり、工夫したポイントはございますでしょうか。
A: 病院の健全経営は地域医療を支える重要な要素です。そのため、計画初期から病院を建てた後の事業継続を考えながらプロジェクトを進めました。コロナ禍で改めて明らかになりましたが、医療ニーズは変化します、また、現代では一つの病院だけで多様化するニーズに対応することは難しくなってきています。地域の中で自院に何が求められているのか、何に強みがあるのかをしっかりと把握して、計画に反映した骨格を決めることが、将来にわたる事業継続につながると考えました。
病院の建て替えは過去についた贅肉を落とし、骨太な筋肉質に変化するチャンスとしています。
市況が高騰してきた時期でしたので、予算内竣工は非常に大きな課題でした。先の事業継続を考えると建設予算は増やすことは出来ない、しかし、必要な機能を削ることが出来ない中、設計の細かな部分まで見直し削減案を何度も積み上げました。また、発注の際に、施工者からの更なる削減案や特許工法の提案を受け付け、自院内で採用を検討しました。設計者の協力もあり、多様な関係者の技術を集結することで、予算内に納まり、更に良いものをつくることが出来ました。
日野様、丁寧な、ご回答ありがとうございました!
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