プロジェクトレポート_84_1「大型・複雑化する工事に対応するシステム構築」

プロジェクトレポート [CPD認定対象記事]

projectⅠディスプレイ会社におけるPM・CM業務の今後

大型・複雑化する工事に対応するシステム構築

  • ポイント1 自社内の設計・施工を効率化し、事業者側の窓口を一本化
  • ポイント2 ポジショニングの認知と確立
小室 加津彦
小室 加津彦
  • 株式会社乃村工藝社ビジネスプロデュース本部プロジェクトマネジメント部
    コンストラクションマネジメント部
    小室 加津彦

テーマ1発注者がCMrに求めたことは?

我々、乃村工藝社はディスプレイ会社として主に空間創造における計画・デザイン・設計・施工、また、近年 では運営に力を入れており、空間創造における計画から運営までの一気通貫した事業領域の業務に取り組んで いる。その中で我々、コンストラクションマネジメント部(以下、CM部)は約20年にわたって内装監理業を事 業者代行として主に商業・オフィスの分野にて展開しており、需要の高まりと共に、現在は領域を広げ施設用 途にとらわれないPM・CM業にも取り組んでいる。

"大阪の迎賓館"として1935年に創業したリーガロイヤルホテル大阪は、大阪・関西万博やIR開業等のイン バウンド・宴会などの需要拡大に対応するため、大規模な改修工事が計画され、弊社では改修内容で大部分を 占める客室改修工事を受注、2024年1月に着工した。

事業者側にPM会社がいる中で我々CM部に求められた役割として、自社内のマネジメント業務がある。前 述したように大型・複雑化するプロジェクト受注が増える中で、本プロジェクトは本社(東京)を中心に大 阪事業所、名古屋事業所、中四国支店から人材を集約させ、別途、特命で選定されていた設計者であるRENS (乃村工藝社内のデザイン部署)を合わせて、自社内だけでもプロジェクトチームが膨張していた。その中 で社内の認識統一する機能としてCM部が参入し、事業者側が求める品質・工期を施工者立場でありながら、 お客様目線をもってコントロールするチームビルディングを行った。