CMスキルアップ・セミナー

CMスキルアップ・セミナーの特徴

CMスキルアップ・セミナーは、Zoomを用いたCM実務者のためのオンライン講座です。さまざまな分野のエキスパートを講師に迎え、簡易課題演習を交えた年間8回の講座を開催します。

■CMrの実務に直結
当協会は、実際のプロジェクトにおいてCM業務を遂行できる能力を持つマネジャーを育成し、健全でかつ質の高いCM方式が日本に普及することを目指しています。本講座は、さまざまな分野のエキスパートを講師に迎え、CMrが持つべき知識と実践的な技術を学んで頂きます。

■厳選されたカリキュラム
CM業務を遂行するために必要な知識と技術は、建築の設計や施工に留まらず、事業計画・フレームワーク・発注戦略など様々な分野があります。そのような分野の中から、特に重要と考えられるものを抽出し、カリキュラムを組み立てています。

■CMrのOff-JTの場としても最適です
当セミナーは、企業の社員教育の場としても広く活用頂いています。
① 会社単位でのお申込みなど、8 講座以上まとめてお申込みをされる場合は、銀行振込みも可能です。
② 50講座以上まとめてお申込みの場合は団体割引があります。
これらの特典をご希望の場合は、事務局までお問合せ下さい。

受講料・CPD
についてはこちら

 

2023年度CMスキルアップ・セミナー

第1講座CMrのための法律知識
~建設プロジェクトに係る法律の基礎知識とリスク研究事例報告の具体的検討~

講義日時 2023年9月14日(木)18:30~20:00
講師 菅谷 朋子 氏
(聖橋法律事務所)
講座主任 桂 哲史
(株式会社 久米設計)
概要

CMrは発注者の側に立ってプロジェクトを推進するという職務の性質上、多くの法律問題や契約に関わることになります。CMrとしての適切な判断と助言には、法律を知り、発注者の法的リスクを読むことが不可欠です。そこでCMrが押えておくべき建設プロジェクトに係る法律の基礎知識と、プロジェクト全体、発注者・関係者、CMr自身の法的リスクについて学びます。
今回は、民法や契約についての基礎的な講義のほか、講師が参加している日本コンストラクション・マネジメント協会のリスク研究委員会にて作成し、同協会の機関紙に掲載した「リスク研究事例報告」についても、具体的に検討します。

お申込みはこちら講師プロフィール

第2講座CMrが持っておくべき発注者の経営視点
~企業経営における不動産財務の基礎知識~

講義日時 2023年10月11日(水)18:30~20:00
講師 佐藤 俊朗 氏
(ジョーンズ ラング ラサール株式会社)
講座主任 林 友一
(株式会社 竹中工務店)
概要

これからのCMrには、企業経営の視点を理解し事業計画をサポートする役割が求められます。本講座では自らが営む事業のために不動産を活用している一般事業会社において、不動産活用が企業財務上どのようなインパクトをもたらすのか、どのような比較において意思決定を行うのかを、企業経営の視点をふまえた財務の講義と演習を通じて理解していただきます。

お申込みはこちら講師プロフィール

第3講座プロジェクトスキーム構築のポイント

講義日時 2023年11月21日(火)18:30~20:00
講師 杉浦 智也 氏
(日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社)
講座主任 小暮 恒介
(日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社)
概要

建設プロジェクトでは的確なプロジェクトスキームが立てられているかどうかがプロジェクトの成否を左右します。そのため、CMrにはプロジェクトスキームを構築し力強く合意形成する能力が求められます。本講座では、建設プロジェクトの初期段階にフォーカスし、プロジェクトスキームとしてどのようなことを検討するべきか、検討の上で何がポイントとなるかなどをシンプルな例から複雑な例まで実際の事例を交えながら解説します。

お申込みはこちら講師プロフィール

第4講座設計要件整理と設計者選定

講義日時 2024年1月18日(木)18:30~20:00
講師 小倉 哲 氏
(株式会社 山下PMC)
講座主任 進藤 光信
(株式会社 山下PMC)
合内 祥之
(株式会社 山下PMC)
概要

建設プロジェクトでは、事業推進のバイブルとなる設計与件の設定と、それを具現化させる設計者の役割の設定がプロジェクトの成否を大きく左右すると言えます。よって、それらは条件を単に書き連ねるだけではなく、正しくプロジェクトを捉えて頂くことが不可欠であり、それを引き出させる手法も大切となります。更に、設計者の役割を明確化し、相応しい設計者像への理解を深めてもらうことで、最適なパートナーとしての設計者を選定が可能になります。これらの手法について詳しく説明していきます。講義は設計者選定プロポーザルの実例(公共案件での公表事例)を用い、評価の視点や評価方法について受講者の皆様に考えて頂き、オンラインで回答頂きます。やや実務者向けの内容となります。

補足:2024年3月2日開催予定の「第2回CMスクール」にて本講座と同じテーマにて講座を行います。ただし、CMスクールでは設計業務の流れや設計者の思考等を理解してもらうための講義を追加し、初級者の方でも理解しやすい内容としました。設計実務の経験がないCMrが設計者選定に関わる場面を想定したグループワーク(設計者選定プロポーザルの評価基準づくり)を行います。求めるスキルに応じて、受講のご検討をお願いいたします。

お申込みはこちら講師プロフィール

第5講座発注戦略と施工者選定
~プロジェクト体制の構築に向けたCMrの心構え~

講義日時 2024年2月6日(火)18:30~20:00
講師 小川 真隆 氏
(株式会社 三菱地所設計)
講座主任 岡田 裕二
(株式会社 梓設計)
概要

建設プロジェクトにおいて、発注戦略は品質・コスト・スケジュールに大きく影響を与える重要な業務の一つとなります。また、発注戦略に基づく発注支援としての施工者選定においては、プロジェクトの特性や発注者ニーズに合わせて最適な施工者を選定することがCMrに求められます。本講座では、発注戦略における施工者選定を中心に、施工者が選定されるまでにCMrがなすべき事項や方法などについて説明します。

お申込みはこちら講師プロフィール

第6講座建築コストのプランニング
~状況・条件から考えるコストプランニング~

講義日時 2024年4月17日(水)18:30~20:00
講師 岩崎 力 氏
(株式会社 久米設計)
講座主任 桂 哲史
(株式会社 久米設計)
概要

一昨年は、コストプランニングの目的や手法・種類についてはさまざまであることの理解とコストプランニングを行なう上で“数字の意味を考える” という視点での講義を行ない、昨年は各段階場面における目的・手法・条件も一様でないことの理解と各コストプランニング手法における具体的なポイントの解説、さらには事業計画時にコストプランニングを行なう場合に注視することについて講義しました。今回は角度を変え状況や条件からコストプランニングの手法について講義しさらに理解を深めていただきたいと思います。

お申込みはこちら講師プロフィール

第7講座設計段階でのコストマネジメントの実践

講義日時 2024年5月15日(水)18:30~20:00
講師 清水 達広 氏
(株式会社 日積サーベイ)
講座主任 清水 英行
(三井ホーム株式会社)
概要

建設プロジェクトにおいて、クライアント要望に対して適切な設計案を策定していくためには、時間的ロスの無いようにコスト検討を行い、課題解決や意思決定を行っていくことが重要になります。特に物価上昇・労務費高騰が続く昨今、CMrが適切なコスト感を有し、設計フェーズに合わせた概算・積算のコントロールをしていくことが極めて重要になっています。
本講座では、設計段階におけるコストマネジメントについて、実施に適した算出方法・手順について紹介・説明を行い、理解を深めていただくことを目的とします。

お申込みはこちら講師プロフィール

第8講座公共建築事業におけるCM業務遂行の留意点

講義日時 2024年6月28日(金)18:30~20:00
講師 古田 穣 氏
(明豊ファシリティワークス株式会社)
講座主任 能村 商栄
(明豊ファシリティワークス株式会社)
概要

地方自治体では、「議会」など、民間事業とは異なった意思決定プロセスがあり、CMRもその仕組みに合わせてマネジメントを行うことが必要となります。
国土交通省が公表した「ピュア型CM方式活用ガイドライン」(令和2年)、「 CM方式活用事例集」(令和3年)等でも公共事業におけるCM事例が掲載されています。
これらの事例や「公共建築事業」と「民間建築事業」の違いなどもご紹介しながら、公共建築事業でのCM業を行う場合の留意点を講義や設問を通じて学習していきます。
既にCM業務を実務の中で行っている方を対象とし、実務を行う上で知識として知っておくべきなど、一歩踏み込んだ内容での講座となっております。

お申込みはこちら講師プロフィール