PPP/PFIなど
株式会社昭和設計
プロジェクト・マネジメント部 渡邉 博文
近年PPP/PFIの出件が多いと感じます。これも国が「PPP/PFI推進アクションプラン」で予算を重点的に配分しているからでしょうか。かくいう私も、近年、PFIのアドバイザリー業務に関わることが多く、コンサルさんと共に業務に当たっています。コンサルは財務面でのアドバイザリー業務を担当し、我々は建築面のアドバイザリー業務を担当します。
PPP/PFIの世界は、当初、聞きなれない用語が多く戸惑いました。維持管理運営については、点検、警備、環境測定、修繕など、よく考えれば当たり前なのですが、建物を運用するためにはやることがこれだけ多いのだと理解しました。とはいえ、建築・設備の要求水準書を策定支援し、公告後は質疑回答を作成支援し、応募者からの提案書が来ればそれらを評価支援し、脈々と支援する仕事です。事業者が決まればモニタリングもします。業務を行いながら、CM業務に通じる部分が多いと考えています。
私が暮らすまちにも、パークPFIのスキームですが、公園が再整備されました。公園に滞在するのが快適になり、まちが変わっていくきざしを感じました。私はこれからもまちづくりの一端を担っているという認識のもと、業務を遂行してまいります。
最後に話は変わりますが、2025年日本国際博覧会が閉幕しました。閉会日に行きましたが、フィナーレで大の大人が皆、ありがとうと声を掛け合う光景を目のあたりにしました。「作ってくれてありがとう」という横断幕もありました。万博の施設整備は協会、設計者、施工者の努力の賜物であるとともに、複数のCM会社も尽力しています。関わったCM会社にありがとうという気持ちと、これだけの規模のマネジメントをしているのだから世間にアピールしてもいいのではないかとCM協会に対して思っています。